あなたに恋をする〜happiness〜
「へぇー、楽しそうですね」

「だよねー!」

私たちって意外と気があうよね。
そう思った。
けど言わないでおこう。
これは私だけかもしれないし。

「そう言えば………花宮さんって、なんのアイドルだったんですか?」

「え、何急に………っ!?」

突然の質問に戸惑う私。
そんな私を無視。
それでずいっと顔を近づけさせて聞いてくる。
近く………っ!
近すぎるよ!!

「花宮さん………顔が真っ赤だよ?大丈夫?」

「そりゃ………真っ赤にもなるよ!って………羽山君今………敬語とれてたよね?」

「!わぁぁ!すみません!」

え………どうして謝るの?
私は嬉しいに。
私はしゃがんで羽山君と目線を合わせた。

「私は嬉しかったよ?羽山君が普通に話してくれて………同級生だった!」

「………っ」

「だから………謝らないで!私は………これからも羽山君に普通に今みたいに話してほしい!自然と話せるようなるまで待ってるから!何年かかったっていい!だから………」

私は羽山君の服の裾をぎゅっと握った。
そして笑った。

「同級生として話そう!」

「………はいっ!」

羽山君の目からは涙があった。
だけど必死にこらえていた。
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