あなたに恋をする〜happiness〜
だからここにまた立って………見つけるんだ。
真実を………!


「恋、復帰ってどういうことだよ!?」

家に着くとそこには創ちゃんがいた。
創ちゃんはなぜか焦っていた。
創ちゃんは何を知っているの?
私だけ何もしらないの?

「私は真実を見つけたい。あのときのアイドルをやめた理由なんてわからない。それにお母さんが亡くなったのも………何かあるんじゃないの?創ちゃんは何か知ってるの?」

私がそう言うと創ちゃんはビクッと肩を跳ねさせた。
やっぱり何か知ってるんだ………。
それにまだ知りたいこと。
聞きたいこととかがある。

「それと………創ちゃんは羽山君をいじめてるの?」

それは転校してからずっと気になっていたことだった。
羽山君はいつも下を向いていた。
休み時間になってもずっと下を向いて震えていた。
たまにトイレに行くために席を離れることもあった。
だけどそれはなかった。
私は羽山君のことが心配になったんだ。
だから………。

「私だけ何も知らないのは嫌っ!」

私は………あのとき仲良くしてくれた羽山君のことを守りたい。
あの笑顔を………全て。

「お願いだから話してよ!!」

「何がわかるんだよ、お前が………」
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