あなたに恋をする〜happiness〜

真夜中の訪問者


「突然ごめん」

「本当だよ!びっくりしたんだからね!!連絡してよ!」

「ごもっともです………」

私はリビングのソファーに座っている創ちゃんに温かいココアを出した。
ココアは私も創ちゃんも大好きな飲み物。

「ありがと、恋!!」

創ちゃんは目を輝かせて私に言った。
そしてコクコクと飲む。
そんな創ちゃんを私は見ていた。
創ちゃんは本当に私のことが好きなんだ。
そう考えていた。
創ちゃんに好きと言われた。
彼女になってと言われたあの日から私は………羽山君への想いを封印している。
深い深いところへ埋まっている。

「創ちゃん、どうして家にいたの?鍵も気になるんだけど………」

私が疑問に思っていることを聞くと創ちゃんは慌てたように。

「ごほごほっ!」

咳き込み出した。
大丈夫かな………?
ココア、全部のみおわってからの方がよかったかな?
ごめんね、創ちゃん。

「恋のことが心配だったから家にいた。鍵は恋パパには交際してることを話してあるから何かあったときのために鍵を渡されてあるだけ………です」

「そうなんだ」

お父さんに交際してるって言った件については、びっくりしたけどなんか納得?
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