あなたに恋をする〜happiness〜
何回………迷惑かけちゃうのかな?
もう迷惑かけたけないのに。
私は創ちゃんに笑いかけた。
そして言った。

「あのね創ちゃん………伝えたいことがあるんだ」

そう言うと創ちゃんはキョトンとした。
そりゃ………そうなるよね?

「私………転校する。それで名門………桜ヶ丘スター学園に行こうと思ってるの。あそこだったら何の問題もなく学校生活を送れるでしょ?だから」

「嫌だ!」

また最後まで言わせてくれない。
創ちゃんは………私の話を聞くきあるの?

「俺から離れるなんて絶対に嫌だよ!離れていかないで、恋!」

創ちゃんは今………とっても弱い。
だって………前まではこんなこと言わなかったのに………。
私があなたを変えてしまったの?

「でもね創ちゃん。私はあの学校に行きたいの!行かないと行けないんだよ!だからお願い!!」

創ちゃんは混乱している。
だけど今言わないとなぜだか………ダメな気がするんだ。

「嫌だ!恋は俺の彼女だろ?幼なじみだろ?だったらそばにいてよ………っ!」

「っ………!」

彼女?
幼なじみ?
それだからそばにいないといけないの?
ねえ、創ちゃん。
どうしてそうなったの?
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