あなたに恋をする〜happiness〜
私は手をぎゅっと強く握った。

「………行ってきます」

私はバッグを持って家をでた。
そして創ちゃんと合流して私たちは肩を並べて一緒に行った。

「やっぱり………レンレンのまま行くんだな」

「………うん。もうたぶんバレてるだろうからね。でも一応………」

私はバッグの中をごそごそとあさり。
〝あるもの〟を取り出した。

「ちゃんと入れてあるんだよ!」

と、創ちゃんに見せると………。
創ちゃんはあっ!と言ったような顔をした。

「変装グッズ!!」

そう。
私はねんのために持ってきたんだ。
なにが起こってもいいようにね!
………なんにも起こらないことを祈ってるけど。

「一応ねんのために持ってきてたんだよね!これつけて行ってもいいんだけど………どうする?」

「つけていこう!!」

「ぷはっ!了解です!!」

私は歩きながらやった。
まずは髪をまとめる。
それでピンでとれないように固定する。
それでつける。
人通りが少ないからバレないんだよね。

「お待たせ!………あれ、創ちゃん?」

気がつくとそこには………創ちゃんがいなかった。
私はとりあえず辺りを探した。
だって創ちゃんが私を置いて行くなんてありえないもん。

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