あなたに恋をする〜happiness〜
今なら言える気がするんだ。
ごめんね、小鳥遊君。

「僕はあなたのことが好きです、花宮恋さん。あなたのお母さんを殺してしまったんですが………そんな僕と付き合っていただけますか?」

「………ふぅっ………」

僕は泣きながら笑っていた。
彼女の答えはわかったいた。
だけど………伝えたかった。
答えて欲しかった。
例え………結ばれない恋だったとしても。

「時間を………くれませんか?………話したい人がいるの………っ」

小さな嗚咽をもらしながら必死に言う彼女に僕は頷いた。

「はい、待っていますね」

そして僕は彼女の前から去った。
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