あなたに恋をする〜happiness〜
告白
羽山君から語られたものは私の想像を遥かにこえるものだった。
そして………。
『僕はあなたのことが好きです、花宮恋さん。あなたのお母さんを殺してしまったんですが………そんな僕と付き合っていただけますか?』
羽山君が私のことを好き………?
これは夢なの?
「お母さん………」
私、やっとわかった。
お母さんが亡くなった理由。
そして………アイドルをやめた理由。
首にある傷のことも。
「そうだったんだね、お母さん」
お母さんは羽山君を、助けてくれたんだね。
私の………大好きな人を………っ。
羽山君の話を聞き終わる前には、もう………涙が止まらなかった。
溢れる涙。
そしてお母さんと羽山君のこと。
初めて知った。
羽山君は………あのときのお母さんの言葉を………ずっと守っていてくれてたんだ。
探して………そしてやっと………っ!!
「羽山くっ………!!」
もう私は………あなたへの好きで溢れてる。
おさえられないよ………っ!!
「っ!!」
私は立ち上がった。
そして決めたんだ。
………創ちゃんと別れると。
「創ちゃん!!」
私は創ちゃんのお家に行った。
ちゃんと変装してね。
創ちゃんはすぐに出てきた。