あなたに恋をする〜happiness〜
でも、今………はやく羽山君に伝えたいんだ。
この気持ちを………。

ーピロリん

【こんばんは。夜遅くにごめんね。今から会えませんか?会えるなら、羽山君の家の前で待ってて】

「花宮さん?」

私はきっと………あなたへの気持ちを諦めていた。
すきって伝えてはいけないと思っていた。
初めて出会ったときから恋をしていた。
きっと………。
クラスメイトや演劇部。
いろんなところで助けてもらった。
羽山君………。

「はあはあ………っ」

私は羽山君にはやく伝えたい。
一刻もはやく………っ!!
あの痛みももうない。
もう………大丈夫なんだ。

「羽山君!!」

「花宮さん!!」

「はあはあ………よかった、………っいてくれて」

羽山君は自分ん家の家の前で待ってくれていた。
私は羽山君の前で息を整える。
落ち着いて。
ゆっくり深呼吸。

「羽山君………私はあなたが好きです。例え………私のお母さんを死なせてしまっても………私はあなたが………好き!!こうして会えたのも………お母さんのおかげだから」

私は笑った。
だけど泣いていた。
悲しくて。
嬉しくて………。

「花宮さん………つ」

羽山君は目を見開き、そして笑った。
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