口さけ女と陰陽師
くち子の不安
次の日くち子は顔色が悪く、ビクビクしながら学校に来た。気づいてないと思ったからあの時は逃げたが、やはりばれていた時の事を考えると、怖くてしかたがないのだ。

ビクビクしながら学校へ向かうくち子の肩にぽんっと手を置きながら

?「おはよ!」

と声をかける宮野下(みやのした) かなで。彼女はくち子と隣の席で、きさくで明るいスポーツ女子!体力だけが自慢な子である

くち子はすごく驚きながら振り替える

くち子「なんだぁ。かなでか。」

かなで「どうかしたの?くち子。そんなにびくついて。」

くち子「え?あ、いや…なんでもないよ」

くち子心の声[気づいてないのかな。ということはやっぱり見られてなかった?]

くち子はまだ不安が残る中学校についてしまったが、いつも通り皆が挨拶しに来たり、話しかけてくれた事で安心し、すっかり不安は消えた。

くち子心の声[そういえばであれ誰だっんだろ。暗かったし急いで逃げたから誰なのかの確認もしてなかったなぁ。]
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