*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
「あっ、諦めませんから!
私諦めませんっ!

今まで私のこと好きにならない人なんていなかったから香田さんもすぐに私を好きになります!

私の方がちょっと遅く出会っただけなんだからっ!

諦めませんからっ!絶対!!」

少し震えた彼女の声が聞こえてそのあと車のドアが閉まる音が聞こえた。

蓮司の胸に頭を抱え困れていた私は彼女の表情を見ることはなかった。


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