*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
一階フロアーに足を踏み入れると、四人がけのテーブルに、向い合わせではなく隣同士に座る蓮司と女性が直ぐに視界に入った。
二人は……楽しそうに談笑していて…隣に座る彼女の手は…蓮司の股に置かれていて…
私に気がついた片瀬さんと目が合ったが、片瀬さんのところに行くことができなくて、私は逃げるようにその場から走り去った。
「明莉ちゃん!!」
階段の途中で追いかけてきた片瀬さんに腕をつかまれた。
「大丈夫?」
優しくかけられた声に我慢していた涙がこぼれ落ちた。
「大丈夫じゃ…ないです…。
片瀬さん…私…蓮司のことは信じてます。
でも…私…あのヒトは…彼女はきらいです!」
「うん、あんなところは見たくないよな。
…この間式場で会ったんだって?
ここのところ様子も体調もおかしかったのはそのせいだよね?」
優しく問いかける片瀬さんにあふれでた涙をとめることができなかった。
私は泣きながら彼女にあの日言われたことを片瀬さんに全部吐き出した。
泣き続ける私を、片瀬さんがふわりと温かな腕の中に包み込んだ。
蓮司以外の温もりに一瞬戸惑ったが、私は片瀬さんの腕の中で、そのままずっと我慢していた負の感情をさらけ出していた。
二人は……楽しそうに談笑していて…隣に座る彼女の手は…蓮司の股に置かれていて…
私に気がついた片瀬さんと目が合ったが、片瀬さんのところに行くことができなくて、私は逃げるようにその場から走り去った。
「明莉ちゃん!!」
階段の途中で追いかけてきた片瀬さんに腕をつかまれた。
「大丈夫?」
優しくかけられた声に我慢していた涙がこぼれ落ちた。
「大丈夫じゃ…ないです…。
片瀬さん…私…蓮司のことは信じてます。
でも…私…あのヒトは…彼女はきらいです!」
「うん、あんなところは見たくないよな。
…この間式場で会ったんだって?
ここのところ様子も体調もおかしかったのはそのせいだよね?」
優しく問いかける片瀬さんにあふれでた涙をとめることができなかった。
私は泣きながら彼女にあの日言われたことを片瀬さんに全部吐き出した。
泣き続ける私を、片瀬さんがふわりと温かな腕の中に包み込んだ。
蓮司以外の温もりに一瞬戸惑ったが、私は片瀬さんの腕の中で、そのままずっと我慢していた負の感情をさらけ出していた。