*続*不機嫌な彼と恋のマジックドライビング
黙って俺にされるがままの明莉の頬をいつのまにか涙が伝っていた。
俺の服をぎゅっとにぎったことに気がつき、頭に血が昇っていた俺の頭はしだいに冷静さを取り戻した。
流れ落ちた涙の後を伝うように、目尻から頬、順番に唇を落としていき首筋に移動したときに明莉が言葉を発した。
「…嫌っ…
やめてっ…やめて蓮司……離してっ」
「明莉…」
拒絶する明莉を堪らずきつく抱き締めた。
「嫌だ。離さないっ!
格好悪いだろ…俺…
でも俺以外が明莉に触れるのは嫌なんだよ!
俺以外の男の前で泣いてほしくないし…
俺にも気持ちぶつけてほしい…」
抱き締める腕にもう一度力を込めたあと明莉を腕の中から解放した。
「……ごめん、夕飯の支度途中だったけど飯いらない」
携帯と車のキーをもち俺は明莉に背を向けた。
同じ空間にいることが苦しくて…
上手く想いを伝えられない、伝わらないそんな状況が歯がゆくて…
俺は明莉から逃げ出した。
俺の服をぎゅっとにぎったことに気がつき、頭に血が昇っていた俺の頭はしだいに冷静さを取り戻した。
流れ落ちた涙の後を伝うように、目尻から頬、順番に唇を落としていき首筋に移動したときに明莉が言葉を発した。
「…嫌っ…
やめてっ…やめて蓮司……離してっ」
「明莉…」
拒絶する明莉を堪らずきつく抱き締めた。
「嫌だ。離さないっ!
格好悪いだろ…俺…
でも俺以外が明莉に触れるのは嫌なんだよ!
俺以外の男の前で泣いてほしくないし…
俺にも気持ちぶつけてほしい…」
抱き締める腕にもう一度力を込めたあと明莉を腕の中から解放した。
「……ごめん、夕飯の支度途中だったけど飯いらない」
携帯と車のキーをもち俺は明莉に背を向けた。
同じ空間にいることが苦しくて…
上手く想いを伝えられない、伝わらないそんな状況が歯がゆくて…
俺は明莉から逃げ出した。