最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
啓斗の腕を引っ張ってなんとか交わした。

藍「掠っ...てないな」
東「藍ちゃん!」
涼「啓斗!」

2人がそれぞれあたし達にぶつかって何とかナイフを回避した。
左側から来ていたから気付かなかった。
こういう時に限って左腕が居ない。

藍「戻って来い!」
翔「はぁぁい!」
東「僕あっち行く」

東と入れ替わりで翔平が来た。
右に出るものは洸ぐらいしか居ないが、翔平はあたしから左腕を頼んだ。
瞬発力が優れているから安心して闘える。
それに今は左側が使えない。

翔「?...藍、左脚...いや、何でも」
藍「何だよ」
男「喋りながら闘ってっと痛い目見んぞ」
翔「さぁそれはどうか」

本気を出せばこんなのすぐ終わる。
けど楽しむために手を抜いてる。
だからそれぞれ顔が余裕そうに笑ってる。
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