最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
結局心配かけてばかりだ。

藍「大丈夫。大丈夫だ」

軽く背中を叩くと離れて笑った。

翔「せやな、悪い。行こか」

あぁ。ダメだ...歩けない。
足が言うことを聞かない。

イライラして手の甲を噛むと東に止められた。

東「藍ちゃん。目がおかしいよ、呼吸も荒い」
男「先に行って待ってますから」
藍「離せ」
東「ヤダよ。噛みちぎりそうだから」

涼と啓斗と龍斗は先に行った。
多分もうマッサージを受けてる。

東「藍ちゃん、これ以上血を流しちゃダメだ」
藍「今日はまだ流してない」
東「手の甲から流れてるよ」

諦めて項垂れると離してくれた。
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