最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
(洸side)
ガクンッと背もたれに藍の頭が倒れたと思ったら寝ていた。
首が痛くなる体勢だったから横に寝かせると藍の顔が歪んだ。
足の位置を変えると和らいだ。

皐「相当疲れてるな」
洸「あぁ。少しでも藍が休めたらいいけどな」
藍「さ...つき」
皐「?...寝言かよ」

何でこんなに藍だけが傷付かないといけないんだ。

藍「ウッ...?いってぇ」

藍は起き上がると周りを見回した。

藍「夢か」
洸「?...どうした」
藍「いや、いや...大丈夫。何でもない」

本当に大丈夫だろうか。
(洸end)
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