最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
...さすがに倉庫や教室に顔を出さないとか。
いや、教室に顔を出すのはちょっと抵抗がある。
顔の包帯で騒がれたくない。
無駄に心配してきて媚び売って姫になろうと企む奴もいる。
あたしのお気に入りにして貰おうとする奴ばかりだ。
こっちからしたら全員ただのクズ。
相手にするまでもない。

洸「行くのか?」
藍「いや...あー。どうすっかな」

前髪をかきあげると洸が笑った。
最近洸は笑ってばかりだ何をそんなに面白がる様な事があるんだろうか。

洸「藍...よくそれやるよな」
藍「あ?」

まだニコニコしてる洸は髪をかきあげたまま額に当てている左手を指さした。
< 118 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop