最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
(洸side)
また藍が連れて行かれた。
今度はいつ帰ってくるだろうか。
俺は床に散らばった花束の花を集めた。
花の種類も本数もあの時と一緒だ。
冠も拾って花瓶に入れた。
ワンピースを手に取り洗濯機に入れて洗う。

皐「洸」
洸「何だ?」
東「お腹空いたァァ!涼なんか作って!」
涼「却下、俺作れないし」
東「そうだっけ」

俺を元気づけるためにやってるのは分かってる。
沈んだ気持ちが少し軽くなった気がして顔を上げた。

洸「何が食いたいんだ東」
東「オムライス!」
洸「よし、待ってろ」

台所に立つとまた昔の事を思い出した。
よく俺が飯を作ってると藍が足に引っ付いてきた。
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