最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
東「強盗!?」
淳「まさか、そんな訳ないだろ」

ドアが開いた。
振り返ると洸が買い物袋を落として口をだらしなく開けている。
弾かれた様に抱き着いた。
洸はしっかり受け止めてくれた。
苦しいくらいに抱きしめる。

洸「おかえり、藍。どうして泣いてるんだ?」
藍「みんなが居ないからに決まってんでしょ!バカ!」

本当のバカはあたしだ。
心配をかけたのに『ごめん』と言えず八つ当たりをする。

洸「ごめんな、怖かったな」
藍「居なくならないで、傍に居てよ」
洸「やっと、やっと言った。藍、俺はその言葉を待ってた」
皐「感動の再会かよ。へーへー、熱いねぇ」

そうか、あたしは1人じゃダメなんだ。
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