最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
屋根裏部屋がおかしいとは思ったが、和真も怪しい。
アイツはあたしがあそこに入る前に1度入ってる。
それにここは1度洸と下見に来ている。
もちろん屋根裏部屋も。
あの時は何ともなかった。
問いただすべく和室を出ると洸達もくっ付いてきた。

東「藍ちゃん、言ったらどうするの?」
藍「!?...ククク。アハハ、ハァ。ほんと勘のいいヤツらだ」
涼「見直したかな?」
藍「あぁ、もちろん」

そうだなあいつが認めたらどうするか。

東「出頭!」
藍「...いや、見逃す。でも、これからあたしが気を許して近付くのは先代を含めた桜雅だけだ」

組の者がいる広間に入ると皆驚いた顔で振り返った。

和真は...居るか。

藍「...ここで言ってもいいが」
和「外で」

釣れた。

あたしは洸達を連れて外に出た。
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