最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
組の動きも気になるからついでに調べよう。
そういえば傷口が完全に塞がるまでは血も出るし痛むって翔が言ってた。

藍「ッ!」

これだ、考えるとこうなる。

淳「藍...」

いつも間にかあたしの隣に淳が居た。
喋れない程痛い。
どうせ皆知ってる、喋れない事を知らせる為に淳の胸を殴った。
何度も何度も...淳は黙ってあたしの背中に両手を当てた。

藍「ハァ゙、ッ...イ゙ッ...たいんだよ」
淳「分かってる」
藍「ぅ、あ゙ァァァァ!」

銃弾なんかほっとなかきゃよかった。
痛みが増して自分の左胸辺りの服を両手で握って額を淳の胸元に付けて下を向くと楽になった。
この体勢が一番息がしやすい。
< 68 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop