最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
服の襟を掴むと引きづって行った。

藍「犯罪、薬物乱用?何で気付かなかった。黒幕はアイツじゃない?...いや、アイツのはずだ」

あたしの頭はパンクしそうになっている。
身近にいた黒幕に今まで気付かなかったのが気持ち悪い。

洸「藍、落ち着け。今日はもう帰ろう」
藍「...は?」

帰る?何言ってんだ、和真の裏組織が動いてるのにか?

ここまで来たんだ。
家だって特定されてるはず。

藍「もし、もし居たらッ...ぁ゙、はぁ゙」
蓮「っと、あまり急に動くな」

力が抜けたあたしを支えると注意してきた。
こんな事してる場合じゃない。
下っ端に教えないと、多分気付いてない。
あの中には裏ページが開ける程のハッカーは居ない。
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