最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
容赦なく殴っていくと最後の1人が倒れたのと同時にトンネルに入ってきた。

翔「そこにおるのは藍やな?」
藍「ゲホッ、その通りだ」
東「元に戻ったァァ!」
洸「待て東。抱きついちゃダメだ」

今日は血を流してばっかだ。
血が少なくなって野郎の山から離れてフラフラしながら近付くと壁に寄り掛かりながら座り込んだ。

藍「ゲホゲホッ」
翔「何やこの血の量は」
藍「返り血と自分のだ」

あたしを背負おうとしゃがんだ翔平の肩に手を置いて立ち上がった。

藍「大丈夫だ、歩ける」
洸「おっと、危ねぇよ」
藍「じゃあ、肩だけ貸してくれ」

左脚の感覚が鈍り始めて若干引きずりながら家に向かった。
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