最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
一瞬目の前が真っ白になった。

なんだ...毒か。クソ、面倒な事しやがって。
毒抜きしねぇと。

藍「クッ...クソ」

ボタボタと脇腹から血を流すと洸が発狂した。

洸「うわぁぁぁぁぁ!?」
藍「毒抜き」

あー、クソ。んでこんなに血を流してばっかなんだよ。
正直自分にイラついてくる。

藍「帰る。店主悪いな、汚してしまった。翔平」
翔「はい総長」

分かったという風に頷くとバケツに水を汲んで来て流し始めた。
洸はフラフラするあたしを背負った。

藍「洸の匂いだ」
洸「俺はここに居る。藍の傍に」
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