最強族の女総長は通り名を棄てて闘う
(洸side)
とにかく、藍が戻って良かった。
家に着いて翔を呼ぶと傷口を縫い始めた。
もちろん毒抜きはした。

翔「藍の体力が回復するまではあまり動かさない事」
洸「分かった」
藍「ゔぅ。翔...?傷口はどうだ」
翔「あまり深くない。内臓までは届いてない」
藍「動くなって事か」

翔は念入りに藍に説明をしてから帰った。

藍「ごめん、ごめん洸...ごめん」

藍が狂った時ほど怖いと思ったことは無い。
消えてしまうんじゃないかと、居なくなるんじゃないかと怖かった。
それを見抜いた藍は何度も謝る。

藍「ごめん...ごめん」
洸「藍、藍良いんだ。大丈夫。戻ってくれたから」

どうか寝かせようと目を隠すとスッと寝付いた。
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