蝶の親指。弦音は鳴る。
ざっといろんな部活を見て回ったけれど、

全国大会にいっている部活は、

やっぱり気合いが違くて、勉強よりも部活が好きな私にとって好都合でもあり、興味を持った。

最後は、弓道部。

なんとなく他の部活とはかわり、

もちろん射場でやるので別の場所にひっそりとある。

華のjkと同じように近づきずらかったから最後になってしまった。

「見学の人ですか??よかった見ていってください。

大前の人が打起ししているときは、席を立たないようにしてください。それではこちらへどうぞ」

なんとなく立っていたら、袴を着たかっこいい男の人に案内されるがままに椅子に座る。

「よしっ!!」

一瞬時が止まった。

的を細い矢が真っ直ぐ中る。

私の心に風が吹いた。
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