イクメン作家と恋心~完全版~(12/30大幅修正済み)
「お願いします!
迷惑をかけないようにしますから」
必死に頼み込んだ。
そうしたら先生は、呆れたようにため息を吐いた。
「まったく、まぁ勝手にしろ」
ため息を吐きながら言われた。
えっ?じゃあ、やってもいいの?
それなら絶対に成功させたい。
ついでに誕生日のことを言えるきっかけがあれば
伝えたいと思った。
先生から許可が出たので私は、少しずつ
クリスマスパーティーの準備を始めることにした。
まずは、飾りつけをしなくちゃあ
お店で小さなツリーを買い飾りつけをする。
睦月君も手伝ってくれた。
白雪は、飾りでじゃれて遊んでいた。
一緒に飾りつけしながら睦月君に尋ねてみる。
「睦月君は、クリスマスパーティー楽しみ?」
するとコクりと頷いてくれる。
良かった……楽しみにしてくれている。
そうだわ。プレゼントは、何がいいのか聞かないと
上手く聞き出せば何が欲しいのかが分かるかも……。
「サンタさんに何をお願いしたのかな?」
しかし睦月君は、黙りになってしまった。
あれ?言いたくなかったのだろうか?
いや。しかしそれだと用意が出来ないわ。
何とか聞き出さないと……。
「それだとサンタさんが何が欲しいか分からないよ?
そうだ。なら、サンタさんに欲しい物を絵で描こうか?
描いてサンタさんにお願いしたらきっと叶えてくれるから」
必死に提案してみた。ダメだろうか……?
するとしばらく考え込むとコクりと頷いてくれた。
やったー!!
睦月君は、あれから一生懸命サンタさんに
欲しい物をクレヨンで絵を描いた。
しかし何が欲しいのか分からない。
えっ?これは何だろうか?
人間の……女の子?いや、しかし
それだとプレゼントにならないし……。
何か聞くのは、失礼かしら?せっかく一生懸命
描いているのに。でも聞かないと分からない。
「えっと……ガールフレンドが欲しいとか?」