一級建築士の甘い囁き~ツインソウルはお前だけ~妊娠・出産編
゛ああ、大丈夫。私にもこの子を大切に思う気持ちが宿ってる゛
内側からあふれでる思いに、萌音は心から安堵して微笑みを浮かべた。
そもそも、たった一人の愛する人、運命の片割れを探して、そして見つけることができたのではないか。
その相手の子供が萌音のお腹に宿った。
それは必然であり、運命とも呼べる出来事。
妊娠は当たり前ではない。
欲しくてもできない人もたくさんいる。
その事実を考えるとき、萌音はやはり、感謝と喜びでいっぱいになることができた。
「ううん。何も後悔はないよ。ちょっと不安になっただけ。心配させてごめんね」
萌音の笑顔とその穏やかな言葉に、海音は切なそうな視線を向けた。
「萌音、お前は一人で妊娠、出産に立ち向かう訳じゃない。俺の、俺達の子供なんだ。今の、このタイミングで俺達のもとに来てくれた命。何があっても大切に育てていこう。な?」
萌音は、いつでも一生懸命で誠実なこの男が好きだ、と心から思った。
「頼りにしてるよ。パパ」
「それはダメだよ。俺は萌音のパパじゃない。恋人で夫だ。それだけは譲れない」
抱き締めてくれる海音の腕が震えていた。
海音だって突然の妊娠に驚き、不安だったに違いない。
だからといって、一つも愚痴をこぼさなかった。
全身で喜びを伝えてくれた。
「わかってるよ。海音。大好き」
萌音は、海音の体をギュッと抱き締め返して目を閉じた。
内側からあふれでる思いに、萌音は心から安堵して微笑みを浮かべた。
そもそも、たった一人の愛する人、運命の片割れを探して、そして見つけることができたのではないか。
その相手の子供が萌音のお腹に宿った。
それは必然であり、運命とも呼べる出来事。
妊娠は当たり前ではない。
欲しくてもできない人もたくさんいる。
その事実を考えるとき、萌音はやはり、感謝と喜びでいっぱいになることができた。
「ううん。何も後悔はないよ。ちょっと不安になっただけ。心配させてごめんね」
萌音の笑顔とその穏やかな言葉に、海音は切なそうな視線を向けた。
「萌音、お前は一人で妊娠、出産に立ち向かう訳じゃない。俺の、俺達の子供なんだ。今の、このタイミングで俺達のもとに来てくれた命。何があっても大切に育てていこう。な?」
萌音は、いつでも一生懸命で誠実なこの男が好きだ、と心から思った。
「頼りにしてるよ。パパ」
「それはダメだよ。俺は萌音のパパじゃない。恋人で夫だ。それだけは譲れない」
抱き締めてくれる海音の腕が震えていた。
海音だって突然の妊娠に驚き、不安だったに違いない。
だからといって、一つも愚痴をこぼさなかった。
全身で喜びを伝えてくれた。
「わかってるよ。海音。大好き」
萌音は、海音の体をギュッと抱き締め返して目を閉じた。