一級建築士の甘い囁き~ツインソウルはお前だけ~妊娠・出産編
「実は、俺達、子供を授かりました。お義父さん、結婚よりも妊娠が先になってしまい申し訳ありません。ですが、産婦人科での検診を受ける前に婚姻届を提出しました。それが俺の決意でありけじめで、然るべきタイミングです」
海音の声に、佐和山家から一瞬音が消えた。
「今、妊娠4ヶ月で、予定日は7月3日です」
萌音の恥ずかしそうな言葉に、海音以外のギャラリーがワッと歓声をあげる。
「それは本当か?!よくやったぞ!海音くん」
安輝の喜びの声に、安輝への申し訳ない気持ちから動揺していた佐和山夫婦も笑顔をこぼす。
「まあ、私達もついにおじいちゃん、おばあちゃんね!子育ては手伝うからどんと任せなさい!」
いつも静かな海音の母、千香子が萌音の手を取ってブンブンと大手を振る。
「やだ、海音に先越されちゃったの?私はまだ子供はいいかなって思ってたけど、萌音ちゃんの子供と同級生の子供なら欲しいかも。洋輔うちらも頑張ってみる?」
目を見開いていた桜も、嬉しそうにしていた。
道端夫妻が子供を作らないのか、出来ないのかそういうデリケートな話題に触れたことがなかった萌音は、その様子を見てホッと一息をついた。
「おっ、やっとその気になってくれたか。僕ならいつでも大歓迎だよ。桜」
今すぐにでもイチャイチャ始めそうな道端夫妻に、海音が横やりを入れる。
「実はもうひとつ報告があって・・・」
盛り上がっていた場がシンと静まる。
萌音以外の一同は何事かと、海音を一心に見つめた。
「実は・・・」
「実は?」
ドキドキという全員の心臓の音が聞こえるような気がした。
「子供は二人いまして・・・」
「二人?どういうことだ!海音、お前浮気をしていたのか?」
風太郎の謎の曲解に
「何でそうなるんですか!双子だよ双子」
と海音が呟く。
「「「双子~~~!??」」」
全員の声が重なり響きあう。
萌音は俯きながら真っ赤になって耳をそっとふさいだ。
海音の声に、佐和山家から一瞬音が消えた。
「今、妊娠4ヶ月で、予定日は7月3日です」
萌音の恥ずかしそうな言葉に、海音以外のギャラリーがワッと歓声をあげる。
「それは本当か?!よくやったぞ!海音くん」
安輝の喜びの声に、安輝への申し訳ない気持ちから動揺していた佐和山夫婦も笑顔をこぼす。
「まあ、私達もついにおじいちゃん、おばあちゃんね!子育ては手伝うからどんと任せなさい!」
いつも静かな海音の母、千香子が萌音の手を取ってブンブンと大手を振る。
「やだ、海音に先越されちゃったの?私はまだ子供はいいかなって思ってたけど、萌音ちゃんの子供と同級生の子供なら欲しいかも。洋輔うちらも頑張ってみる?」
目を見開いていた桜も、嬉しそうにしていた。
道端夫妻が子供を作らないのか、出来ないのかそういうデリケートな話題に触れたことがなかった萌音は、その様子を見てホッと一息をついた。
「おっ、やっとその気になってくれたか。僕ならいつでも大歓迎だよ。桜」
今すぐにでもイチャイチャ始めそうな道端夫妻に、海音が横やりを入れる。
「実はもうひとつ報告があって・・・」
盛り上がっていた場がシンと静まる。
萌音以外の一同は何事かと、海音を一心に見つめた。
「実は・・・」
「実は?」
ドキドキという全員の心臓の音が聞こえるような気がした。
「子供は二人いまして・・・」
「二人?どういうことだ!海音、お前浮気をしていたのか?」
風太郎の謎の曲解に
「何でそうなるんですか!双子だよ双子」
と海音が呟く。
「「「双子~~~!??」」」
全員の声が重なり響きあう。
萌音は俯きながら真っ赤になって耳をそっとふさいだ。