俺様御曹司の専属メイドになりました
隣にいるのはいいけど、全然寝てくれない。

むしろ、すごくうるさい。

「おい、毛布直せ」

あんたが動くから乱れるんでしょ。

遅い時間なのに全然寝てくれないから、あたしが眠くなってきた。

「おい、エアコンの温度上げろ」

「……ん」

「おい!」

あたしはついに目を閉じてしまった。

「たく、仕方ねぇな」

誰かに抱えられて、ふわふわなベッドに寝かせられた。

すごく気持ちベッドだな。

うちのとは大違い。

ずっとこんな気持ちいいベッドで寝ていられたらな。
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