俺様御曹司の専属メイドになりました
勉強してるとすぐに時間は経ってしまう。

「今日はここまでにしよっか」

「そうだな」

響は伸びをした。

すっごく疲れた。

「紅茶出してくれ」

「はい」

今日の紅茶は何にしよう。

んー。

アップルティーかな。

「おまたせ」

「この匂いは……フルーツティーだな」

さすが。

「まあ、飲んでからのお楽しみ」

響はふーふーと冷ましてから、飲んだ。

「……アップルティーか?」

「正解」

「にしても、淹れるの上手くなったな」

褒められると思ってなかった。

「……ありがと」

「温度も丁度いいぐらいだし」

嘘だ。

さっき、冷ましてたくせに。
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