俺様御曹司の専属メイドになりました
胡桃ちゃんは胡桃色の髪の毛で毛先を巻いていて、目もくりくりしてる。

本当に可愛い子でモデルをやっているらしい。

「華ちゃんは藤堂の彼女なの?」

「だから、違うって」

「そうにしか見えないんだけど」

「勘違いだよ」

なんでそんなこと言うんだろう。

「胡桃!一緒にやろ」

「うん」

響は二人の雰囲気を察したらしく、あたしの方に来た。

「あいつら、お似合いだな」

「そうだね」

響は急に立ち上がって、牛乳を渡してきた。

「西宮が言ってたんだ。お前は風呂上がりに牛乳を飲んでるって」

確かに毎日、西宮さんに頼んでるけど。

そんなこと言わなくてもいいじゃん!

恥ずかしいよ。

「お前、牛乳が好きなんだな」

「まあね」

「俺も好きだよ」

え?

「牛乳」

ですよね。

分かってるけどっ。
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