俺様御曹司の専属メイドになりました
「華、起きてるんだろ?」

突然、そう言われて驚いた。

なんでこいつ、知ってるんだ。

でも、起きて合わせる顔がなかったから、寝たフリを続けた。

「……どうしても起きないんならどうなるか知らないぞ?」

それであたしは起きた。

「何しようとするのよ!この変態…!」

「え、華はいやらしいことして欲しかったの?」

「ち、違っ……」

「華の方が変態だと思うけど?」

わー!!

うるさい!!!

「俺の看病はいいから、部屋戻れ」

「言われなくてもそうするしっ」

あたしは響の部屋を出ていった。
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