俺様御曹司の専属メイドになりました
よく寝た。

体を起こすと西宮さんがいて、驚いた。

「おはようございます」

「お、おはようございます…」

「響お坊っちゃまをお呼びしますね」

「あ、はい」

西宮さんが出てすぐ、響が来た。

「大丈夫か?」

「……なんとか」

「今日はなんの仕事も練習もしなくていいから休め」

「……迷惑ばっかりかけて、ごめんね」

「ほんとだよ」

ですよね。

「でも、俺のためにここまで頑張ってくれてるんだろ?」

「…うん」

「だから、俺に甘えろよ」

え?

「お前の練習相手になってやるって言ってるんだよ!最近、西宮とばっかりやってるだろ?」

知ってたんだ。
< 162 / 247 >

この作品をシェア

pagetop