俺様御曹司の専属メイドになりました
リムジンの中で響に簡単な説明をしてもらった。

通うのは金持ちしか集まらない学校。

クラスは響と同じだという。

「なんで学校まで一緒じゃないといけないわけ?」

「契約書に書いてあんだよ」

響から契約書を見せられた。

『芹沢華は藤堂響の専属メイドとして、四六時中、共に行動することを誓います』

はあ?

サインの欄には父さんの名前が書いてあった。

父さんはなんで簡単にサインするの?

四六時中?

冗談じゃない。

「分かっただろ?お前は俺から逃げられない」

悔しい!!

こいつが御曹司じゃなければ殴ってたな。
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