俺様御曹司の専属メイドになりました
リムジンの中でも黙ったままで、すごく気まずい。

「響」

「なんだ」

「何も言ってくれないし、やっぱり変?」

「違う、そうじゃない」

響は手で口を押さえながら言った。

「あんまりにも似合いすぎて驚いただけ」

え?

よかった。

「響もすっごくカッコいい」

響は黒のタキシードを着ていた。

いつもに増してカッコいい。

「今日だけ素直になるのやめてくれない?」

「響も素直じゃん」

「俺はいいの。お前はダメ」

理不尽だ!
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