俺様御曹司の専属メイドになりました
「二人きりの生活楽しまない?」

うっ。

それは、ちょっと危険な気が……。

「その前に確認したいことがあるんだけど」

響はあたしの首のネックレスを引き寄せた。

「これ、どういう意味?」

「え、えーと、それは……」

「好きか嫌いかの二択しかないからね?ちなみに今は御曹司、メイド関係ないし」

え!?

「何で?」

「だって、もう俺のメイドじゃないじゃん?かっさらって来たし」

あ、そっか。

「で、どっち?」

「………好き」

あたしは響に近づいた。

「大好き!!」

「よくできました」

「んっ……」

抱きしめられてキスされた。

「その言葉が聞きたかった」

「あたしも言いたかった」

顔を見合わせて笑った。
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