俺様御曹司の専属メイドになりました
別荘を出て、砂浜を歩いた。

あたし、海に来るの何年振りだろう。

水が透き通って綺麗。

ずっとこのまま居られたらな。

「華!」

「はーい」

響に呼ばれて、キッチンに行った。

「夜ご飯作ってくんない?」

「うん!」

昼間に響が釣ってきた魚がもうさばいてあった。

「この魚、食べていいの?」

「ああ。前に西宮に教わったから大丈夫」

「そっか」

やっぱり抜かりないよね。

なんか、凄すぎて驚くことしかないかも。

冷蔵庫には食材がたくさんあった。

これ、どこから持ってきたんだろう。

それに調味料も調理用具も揃っていて、本当に用意がいいな。
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