俺様御曹司の専属メイドになりました
でも、響はドアを開けなかった。

ん?

どうしたんだろう。

手を繋いだまま、いきなり引っ張られた。

うわっ!

「……んっぁ、ん」

響の舌が口の中に入ってく。

恥ずかしくて死にそう。

「…んぁ……ぅあ」

触れたところが熱い。

足の力も抜けていく。

「……はぁ。な、何するのよ!!」

「え、勇気もらおっかなって」

そんな軽いノリでやられたら困るわ!

「でも、すごい気持ち良さそうだったけど?」

「そんなことない!」

恥ずかしかったって。

「たまにはいいでしょ」

「よくない!」

「さ、行こ」

切り替え早すぎて意味分かんない。

「…もしかして怒ってる?」

「いきなりだったもん」

「じゃあ、次からは予告してからやるね」

「しなくていい!」
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