俺様御曹司の専属メイドになりました
よく言ったよ、響!

「分かったなら、俺たちの邪魔はしないでくれ」

「私はそんなつもりじゃ…」

お母さんは床に座り込んでしまった。

「私は……!誰よりも響を愛してるの!!!」

そう言って泣き崩れた。

お母さんは響のことが好きすぎて、過保護になったんだね。

やっぱり羨ましいかも。

足音が聞こえた。

「響、母さんのことを許してあげなさい」

お父さんだ!

響は身を構えた。

「そんな強張らなくていい」

それに、少し震えてるような気がする。

やっぱりまだ怖いんだな。
< 237 / 247 >

この作品をシェア

pagetop