俺様御曹司の専属メイドになりました
響を見ると、すごくニヤニヤしていた。

なんか、気持ち悪っ。

「よく分かってんじゃん」

頭をくしゃくしゃっとされ、満足そうに私たちから離れて行った。

「やっぱり、華ちゃんって藤堂くんに愛されてるよね」

「そんなんじゃないって」

絶対にそれは違う。

時計に目をやると、響が帰ると言っていた時間だった。

「響と約束の時間だから帰るね!」

「うん、またね」

響は昇降口で立っているはず。

遅れたらまた怒られそうだけど。

なんか今日は人が多いと思うのは私だけ?
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