俺様御曹司の専属メイドになりました
別館に戻るとすぐにメイド服に着替えた。

初めは嫌で嫌でたまらなかったのに、今ではこの服を着ることが習慣になっている。

響の部屋へ行くために廊下を歩いていると、西宮さんに会った。

「芹沢様、お帰りなさいませ」

「はい!ただいま戻りました」

それにしても思うんだ。

固いなって。

「あたしのこと、華って呼んでください。それに、様もつけなくていいです」

「華……ですか?」

「はい、芹沢だと少し距離が遠い気がするので」

「………分かりました。では、華さんと呼ばせて頂きます」

華さん…か。

いいかも!
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