俺様御曹司の専属メイドになりました
何、こいつ。

急に改まって。

「……その、さっきは……急に抱きしめて悪かった」

え?

響が謝ってる!?

明日、隕石でも降るのかな?

「おい、俺が謝ってるんだ。何とか言えよ」

えー。

コメントに困るんだけど。

「………あんたでも謝ることあるんだね」

「当たり前だ」

馬鹿にすんな、と怒られた。

「あたし……は、気にしないよ?だって響、怖かったんでしょ?」

響の肩がビクッと動いた。

どうやら図星だったようだ。
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