俺様御曹司の専属メイドになりました
あたしは毛布を頭まで被った。

嘘、嘘。

響ってこんな人だったけ?

こんな、こんな………カッコよかったけ?

「おい、華」

「………なんなの」

「毛布引っ張るな」

文句かよ。

さっきのドキドキ返せ。

「じゃあ戻っていい?」

すっかり気分は戻って、響にドキドキした分損した気分だった。

「だめ」

なんでよ。

話終わったじゃん。

「命令は朝まで有効だから」

そう言って悪魔の笑みを浮かべた。

「………この暴君性悪セクハラ御曹司め!!!」
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