俺様御曹司の専属メイドになりました
ぼーとしてしまった。

すると、じゃれている男子が近づいてきた。

わ、やばっ。

ぶつかる………!

そう思って目を閉じた。

いつまで経ってもぶつからないので、不思議に思った。

そっと目を開けると、目の前には王子様のような男子が立っていた。

「大丈夫?」

しゃがんでいるあたしに手を差しのべてくれた。

え?

金髪で目は茶色。

微笑んだ顔はまるで異国の王子様。

やばい、王子様にしか見えない。

「あ、はい………」

その男子はあたしのことをじっと見た。

「………君が華さん?」

「あ、はい!」

あたしの名前、知ってるんだ。

「ずっと話してみたかったんだ。よかったら昼ごはん一緒にどうかな?」

え?

イケメンにご飯誘われた!?
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