俺様御曹司の専属メイドになりました
「そういう事だから!」

あたしは響のもとから逃げていった。

危ない危ない。

あたしの恋の邪魔をされるところだった。

初めての恋だもん。

そのまま図書室に行った。

待ち合わせの時間より早いのに右京くんはいた。

「もしかして待っててくれました?」

「今来たところだよ」

もう、素敵……。

響だったら、遅いって言いそう。

「ごめんね。こんなところで」

「大丈夫ですよ。あ、食堂行きますか?」

「いや、僕専用の食堂で食べるんだよ」

へぇ!!

あたし、そこに行かせてもらえるんだ!
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