俺様御曹司の専属メイドになりました
華は怒りながら弁当を作っていた。

なんで俺には作ってくれないんだよ。

右京に無性に腹が立つ。

「華、早くしろよ」

「もう少しだからっ」

急いで作っているようだった。

華の料理は普通に旨いと思う。

料理人とは違う美味しさ、温かさがある。

「はい、おまたせ」

華は口にご飯粒がついていた。

「口に付いてるぞ」

「えっ!?どこどこ?」

「全然取れてねぇよ」

俺は華の口のご飯粒を食べた。

「さ、行くぞ」

「…………響のバカ!」

華は真っ赤になって怒ってきた。

何気に面白いし可愛いな。
< 92 / 247 >

この作品をシェア

pagetop