俺様御曹司の専属メイドになりました
そんなとき、華が居てくれた。

俺が許可なく手を繋ぐと、繋ぎ返してくれた。

怖くて震えてる俺を安心させるために、さらに強く握ってくれた。

俺は華に助けられた。

それから、俺の中で華は大きな存在となった。

俺は華が来るまで孤独を感じていた。

いつも一目置かれていた。

藤堂家の人間だからって理由で上に見られていて、本音で語り合える友達がいなかった。

でも、華は違った。

雑だし、暴言吐くし、反応が素直で分かりやすい奴だけど、俺に本音でぶつかってきてくれた。

華といると安心するし、楽しい。

何より、心が安らいで幸せな気分になれる。

俺の人生で初めて会った大切な人だから、離したくないと思った。
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