となりのこ
だが、そこで恋の神様が
私に味方してくれた。

彼と咳が隣だったのだ。

胸の高鳴りが抑えられず
自分の頬が火照っているのが分かる。

そんななか始まった授業なんて頭に入ってくる訳もなかった。

授業が無事終わり、帰ろうと立ち上がり
歩き始めた時に悲劇は起こった。

「「あっ」」

つまづいて転んでしまった。

とてもダサい転び方だ。

あぁ、見られた、終わった

そう思った。
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