彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)





「チョコちゃんLINEじゃ、好き嫌いがわかれるハーレム系だって、そっけない感じだったから・・・あわなかったのかと思ってたんだけど?」

「いえ!結果的に、すごく良かったです!!」

「そうなの?」

「そうです!!」

(映画の内容はほぼ覚えてないけど、魅惑的な瑞希お兄ちゃんを見れたからすごくよかった!!)



ウキウキ気分で伝えれば、私ジッと見つめながら瑠華さんが言う。


「気を遣ってくれてるのかと思ったけど・・・その顔見たら、ごまかしてるとは思えないわね~?本当に、心から喜んでくれてるみたいね?」

「喜ぶどころか、歓喜です!ありがとうございました!!」



事実を伝えれば、瑠華さんの笑みが変わる。



「あら、嬉しー♪チョコちゃんてばぁ~そんなにお姉さんからのプレゼントが良かったのぉ~?」



妖艶に笑うと、射貫くような目で、甘ったるい声を発する美女。

そんな瑠華さんの問いかけに合わせて、丸山さんがせき込み、渡瀬さんが苦笑いする。


「おい!チョコに、子供相手に、色目を使うなよ!?」

「大丈夫大丈夫。からかって楽しんでるだけだよ、あれは。瑠華ちゃん!ほどほどにしなさーい!」

「やだ、心外~質問してるだけなのに~・・・ねぇーチョコちゃん?お姉さんのが、良かったんでしょ~?」



流し目してくるところが、同性から見てもセクシーだったけど、瑞希お兄ちゃんにはかないませんね!!



「大変よろしゅうございました!!」



パクパク食べたり、転寝したり、あくびしてる瑞希お兄ちゃんがね!!!

ヒャッフォ~~~~!!!



「嬉しかったです!!」

「うふふ!こんなに喜んでもらえて、お姉さんも嬉しいわ~♪」



笑顔で答えれば、同じように微笑みながら私の頭をなでるセクシー美女。



〔★瑠華のセクシーコマンド、凛には効果なし★〕



< 192 / 922 >

この作品をシェア

pagetop