彼は高嶺のヤンキー様6(元ヤン)
「長政殿と秀一殿とヤマト殿です。」
「わかりました。それじゃあ、3人をつなぐの補佐としましょう。ちーちゃんと秀君とヤマ・・・ん?ヤマト??」
「フォー!!ご指名ありがとうぉー!!」
「うはははは!わしの指名キタぁー!!」
「うるさいの2匹と一緒って・・・俺、イケニエじゃないよな・・・?」
困惑する秀君と同じような顔でつなぐを見る。
「ヤマトを使うの?」
「はい、わが君。」
大喜びするヤマトを見ながら聞けば、ニコニコ顔でつなぐは言った。
「彼、すごく有能なんですよ?それは長政殿も同じです。秀一殿もイケニエとして優秀です。」
「はっきりイケニエって言いやがったなこの野郎ー!?」
「よせよ、秀!あたしみたいに、指名来ないよりマシだろうーが?」
怒る秀君をなだめるカンナさんに、つなぐが再び口を開く。
「あ、カンナ殿はまた別で頼みます!」
「はあ?あたしも使うのかよ?」
「はあ!?カンナ使うんだったら俺も使えよ!」
「やめろ、悠斗!関山は裏工作がお得意なんだ。俺らのように真っ向勝負には向かねぇ。」
「さすが大河殿!わかってるねぇー?」
「イヤミだボケ!」
「だったらカンナだって向いてねぇよ!俺も補佐する!1人にできっか!」
「はあ!?そりゃテメー、あたし1人じゃ無理って意味か、悠斗!?テメーの助けなくても、あたしは大丈夫なんだよ!いちいち保護者ぶるな!ついてくんなよ、うぜぇぞ!」
「カ、カンナー!?」
「ということで、お願いします、わが君♪」
可愛くおねだりしてくる相手に、不安がないわけじゃなかったけど、信頼はあったので言った。